第825号　2020.03.11
　家庭では、何をどのように買い置きするべきか？

　COVID-19（新型コロナウイルスによる新型肺炎）は、全世界的な広がりを見せている。
　寒い中、入荷しない商品を求めて長蛇の列に並ばなくても良いように、家庭では何をどのように買い置きすべきを考えてみた。
　日常生活の中で、「飲料水」「食糧」「燃料」「日用品」の適切な量は、災害の規模や長さで想定するか、家族構成でそれぞれ違う。それと、実践するにあたって気を付けているのは、無理無く家庭でできる保管場所と方法を考える事だと思っている。
　横濱商館では、 トイレットペーパーは、棚に10ロール前後置いておき、減ってきたら、洗面台の下から数個持ってきて、１パック無くなった頃に買い増しするようにしている。厳密に「毎月11日は日常備蓄の日」などと決めるのでは無く、減ってきた事が目で見てわかるようにして、最低でも20ロールを割り込まないようにしているのでパニックには巻き込まれずに済んだ。
　あと、家庭では非常時にしか活用できないものは、無駄になるので極力買わないようにしている。自家用車向け「非常用簡易ミニトイレ」も売られているが、大人用紙おむつなら老人介護でも使えるし、防寒機能にも優れている（東日本大震災で復旧作業に当たった自衛官からお聞きしました）。高くて不味い非常用食糧も買わないようにしている。日常的に食べる乾麺を多めに持つようにしている。安くて日持ちするので、消費期限の短いカップ麺よりずっと良い。鍋料理にも使えるカセットコンロがあれば、非常時以外でも使える。
　一般家庭に必ず有るものではないが、インクジェットプリンタのインクは各色２本ずつを基本にしている。こちらも、厳密に１本なくなったら買い足す訳ではないので、念の為、２本にしておけば急に夜中にインク切れになる心配が無い。
　 「在庫」には、「メーカー在庫」「流通在庫」「店頭在庫」があるが、非常時にはあっという間に無くなってしまう。「家庭内在庫」に必要なものを考え、厳密に買い足さなくても、困らないようなルーズさ＝余裕も必要だと感じる。
　
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「横濱たより」は、1998年10月に創刊されたインターネットを利用したオンラインマガジン。名前の由来は、横濱商館ニュースでは堅いので柔らかい感じものにしました。「たより」というのは、「便り」と「頼り」を掛けています。いつも頼りになる存在でありたいと願っています。見たり・聞いたり・感じたモノやコトを発信しています。Back number 　No.001-100　　No.101-200
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