横濱たよりロゴ 第511号 2016.03.26
 鯖江市役所でHUG(避難所運営ゲーム)に参加

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 鯖江市災害ボランティアセンター連絡会・鯖江市自主防災組織研修会のHUG(避難所運営ゲームの頭文字)に参加してきた。防災士でもある鯖江市バドミントン協会幹部の紹介。講師は、防災士ネットワークさばえ(2015年4月19日設立:岸本直樹会長)がアイスブレーキングからゲーム運営、質疑応答までを進めた。
写真040  小学校の見取り図に、受付、通路、本部などを設定し、想定される避難者を振り分けたり、多様なイベント(トラブル)にどのように対処するのかをゲーム感覚で学んでいくシステムがHUGで、静岡県の障害者施設が製造販売しているようだ。今回は、HUG(避難所運営ゲームの頭文字)を5〜6人のグループ、6テーブルで実施し、避難所開設から運営、災害ボランティアやマスコミ対応までを1時間半ほどかけてシュミュレーション。
 ゲームなので正解というのものはないが、考えるヒントを学べるよくできたシステムだ。
 鯖江市では防育(防災防犯教育事業)に取り組み、様々な経験を通じて減災・防災・防犯に関する知識と技能を磨き、市民に対して日頃から災害教訓を伝え、訓練はもとより、市民の災害に対する意識啓発や地域に則した自助・共助の仕組み作りに力を注いでいる。連絡会には、無線クラブ、福祉系団体、国際交流団体、青年会議所、防災リーダー交流会など多様なグループも参加し、鯖江市総務部市民協働課鯖江市社会福祉協議会が事務局を務めている。ほぼ同規模な12の小学校区に人口7万人弱の鯖江市は、防災活動をするには丁度良い自治体だと感じた。
 先日、「住民目線の防災活動」というテーマで「災害をイメージし、自律的に行う、生活改善活動」の話をさせていただいたが、共助の視点からの避難所運営も学ぶことができ、視野が広がった。
 

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