横濱たよりロゴ 第240号 2008.6.12
 防災訓練2008に参加して

イエスを見るC・ヘストン 2晩続けて鑑賞 人間が点にしか見えない大型スクリーン 1963年に送られた感謝状
 福井市の総合防災訓練が2008年6月8日(日)の午前中に行われた。気持ちがよい青空が広がり、例年よりも多くの人が参加したようだ。
 第一避難所の下馬東公園には、自治会総会と同様、年配の参加者が多い。子どものいる若い世代の参加を増やしていきたい。防災無線とスピーカーが設置されけたたましいサイレンもテスト使用された。自主防災組織の結成率は90%を越え、下馬東自治会でも名簿は作られ、私は旗振り役として万年副会長に任命されている。
ベン・ハーのポスターと新聞記事 第二避難所の木田小学校は、歩いて40分とまったく現実的ではない場所だが、下馬東公園から自転車で駆けつけてみた。途中の道路は学校に向かう住人で溢れていた。校庭には予想を超えた2000名近くが集まっていた。小学生の数だけで800名を越えるマンモス地区なので、実際に地震が発生したとき、避難所として使用できる人数は住民の20%程度だろう。
  小学校には非常用貯水装置(http://www.city.fukui.lg.jp/d510/kkyusui/hijou_chosui.html)や 防災備蓄倉庫(http://www.city.fukui.lg.jp/d120/kikikanri/b-taisaku/bichikusouko.html)が設置されているが、その恩恵に授かれるのは、いち早く到着した一部の住民だけだろう。
 さらに、「地震の時、公民館は防災関係機関の活動拠点として利用するため、避難所としては開設しません。」と下線付きで明記されている。(http://www.city.fukui.lg.jp/d120/kikikanri/hinanjyo/index.html
 いくつかの情報が断片的に検索されるが、防災訓練の主催団体の福井市消防局のホームページにはまったく情報が出されていない。福井市役所だけでも、危機管理室防災センター企業局給水課企業局ガス工務課福祉保健部など関連部署は多いが、連携が取られているかどうか心配だ。
 福井大震災が起きた6月28日から福井豪雨災害の7月18日までを「みんなで防災を考える21日間」と設定して活動していたこともあったが、今年は見られなかった。大きな「校庭内禁煙」のボードも見かけなくなっていた。その代わり、常設の禁煙表示ボードが複数貼られるようになっている。
 2004年の福井豪雨災害から丸4年、1948年の福井大震災から60年。一説には、地震の周期は70年程度とも言われており、いつ地震が起こっても不思議ではない。
 自助・共助・公助の順で災害救助は行われるというが、訓練にも登場したヘリコプターが下馬地区に来てくれるのは、人口密集地の中心部からかなり遅れることは容易に想像が付く。出来るだけ、自助(自分や家庭での救助)、共助(地域での救助)の充実を図りたい。
<関連ページ 横濱たより183号 184号 202号 楽市楽座inふくい2004
 

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