
福井市美術館で、2025年1月31日(金)から2月5日(水)まで開催の福大卒展2025「こころばえ」を最終日に観に行った。
大寒波の到来で、美術館は雪で覆われ、卒業生5人のうち1名は、自宅のある奥越の雪かきに追われ欠席だった、
在廊していた4名からは、作品のコンセプトや制作過程の様子などを解説して頂き、質問にも丁寧に答えてくれた。おとなしい感じの学生で、とんがった雰囲気は無いが、作品はそれぞれ個性的でとんがっていた。
中橋みゆき作品は、目に見えない水蒸気を石膏で300個作り、群衆としての存在感を示していた。一つだけ親玉が鎮座。
宇野友絵作品は、浦島太郎が連れて行かれた竜宮城をモチーフにした訳ではないが、春夏秋冬の8枚の絵画で表現。メイキングビデオもタブレットで展示しているのが現代的。
藤田雄大作品は、映像における技術的可能性を追求したもので、手書きだと思った原画もすべてデジタルで描いているという。非合理的なものに光を当てていた。
高山祐里作品は、沢山のてるてる坊主と映像のコラージュ。身近くな素材にも見えるが、てるてる坊主をリアルに観るのは非常に被災ぶりで興味が湧いた。
在廊していなかった久保葵作品は、薄暗い空間にパーティ風景を作ったものだが、指先や着けまつげなどグロテスクなものも配置し、「変」を演出。音楽グループ「水曜のカンパネルラ」の「アリス」の歌に出てくる何でもない日を祝えというメッセージとシンクロした。
福井大学美術科を卒業し、大半が教員になるようだが、作家活動も続けていって欲しい。
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