
七夕のお昼頃、福井市美術館[あーとらぼふくい]で開催された「漫画界のレジェンド 松本零士展」(2018.6.2〜7.8)を観てきた。
「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」など代表作が並んでいた。
九州から東京に出てきた話などビデオ映像で流れていたが、ちょうど、高度成長期と重なっていて日本が豊かになっていく過程が垣間見られた。
漫画界のレジェンドと呼ばれるだけに、作品数が膨大なだけでなく、多種多様な作風を観ることができた。原画などは、近くで見るとスクリーントーンが貼られていたり、写植文字をネーム(漫画の吹き出しの台詞)に貼り込んでいる様子がわかり楽しかった。遠近法を使った表現など画力が抜群に高い。
印象に残った作品は、初期の「男おいどん」(独身青年の四畳半の下宿生活物語)と「トラジマのミーめ」(14歳まで生きた飼い猫がモデルの少女漫画誌に掲載した話)。絵はがきを購入し、
アマゾンで古い本を1冊注文した。
観客は、結構、年齢が高い感じだったが、こどもアトリエには、多くの人が塗り絵に興じていた。
漫画本の一部を拡大したユニークな顔出し看板やメーテルの衣装を着けての撮影コーナーなどがあるのも現代的。
美術館関連 <656号> <622号> <559号> <527号> <516号> <401号> <390号> <340号> <280号> <223号> <160号> <創刊号>
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