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今回の展示会は、全作品撮影可能。
 美術大学在学中に文房具の丸シールで夜景を表現する絵画を発表し、素材の意外性とビジュアルの美しさで2012年Tokyo Midtown Awardにてオーディエンス賞を受賞。かなり大きな作品も多い。極々近い距離から作品を味わえる。
下絵は、デザインソフトのイラストレーターなどを使うようだが、最終的には、いろいろなカラーのドットシールを手作業で貼り込んで作品に仕上げて行く。
日本各地の夜景が代表的な作品だが、写真ともイラストとも違う味わいがある。
印象に残ったのは、「神戸の南京町」と「白い胡蝶蘭」。胡蝶蘭は、黒と白の空間の使い方が巧い。
ワークショップも行われたようで、来場者さんかコーナーがあり、思い思いにドットシールを貼り込むことができるようになっていた。福井駅前の恐竜広場なのだが、実際のものとは全く違ったものに仕上がっているのが面白かった。
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第1183号 2023.07.06