
2021年2月19日(土)に、福井市美術館[あーとらぼふくい] ミニチュアライフ展ー田中達也 見立ての世界ーを観て来た(大人1100円)。
福井県には、かとうかずおさん(鯖江市在住)とか、タカマノブオさん(坂井市在住)がいらっしゃるが、まったく別の視点だった。
ミニチュアといえば、小さいものを作って展示してあると思っていたが、それだけではなかった。
第一に、作品だけではなく、写真やビデオにしたものを当時に展示してあること。それも、質感のあるキャンパス地のようなものに印刷して立体感を出している。
第二に、人間が作品の中に入れるくらいの大きさのものも制作していたこと。ガリバー旅行記は、小人の国が有名だが、巨人の国も描かれている。その世界を作品として作っているようだった。
第三に、生活雑貨を作品に取り入れて、独特の世界観を作り上げていること。小さいものを正確に作るというだけではない、ユーモアを交えた創造性があり、福井展オリジナルは「博物館ではお静カニ」という越前カニをモチーフにしたものが印象的だった。
第四に、ギャラリーショップの質と量の充実度が凄い。写真集やオリジナルグッズがてんこもりで、価格も通常のショップよりも2割程度安い感じで私も2点程買って帰った。
福井展は、2021年3月28日までやっているようだが、多くの親子連れで賑わっていた。
福井市美術館関連:911号 814号 774号 757号 705号 673号 656号 622号 559号 527号 516号 401号 390号 340号 280号 223号 160号 091号 創刊号
|