<2018/7/12の京都府舞鶴市の報告会ビデオ>
気象庁が「平成30年7月豪雨」と名称を付けた西日本豪雨災害から1週間。3連休は、40度近い猛暑の中で捜索や復旧作業、ボランティア活動が続けられる。
全国的に注目される広島県、岡山県、愛媛県以外でも、あちこちで活動は行われ、福井県は京都府舞鶴市への支援の報道も少なくない。 <2018.7.13付福井新聞参照>
3泊4日で参加した2011年の東日本大震災のボランティアでは、圧倒的な津波の大きさに無力感を感じることが多かったが、今回は、50個ほどの泥をつめた土嚢を積んで満足感が有られた。13日の2日目に参加した友人からもいろいろな報告が上がってくるが、当然ながら、被災者とボランティアのミスマッチも起こっているようだ。どれだけ、事前に情報を集め、完璧な装備で臨んでも、待機することも起こりうる。(6月の大阪府北部地震では結局、ボランティア活動を断念し、避難所などを見学)
天候や余震の影響で活動は中止し、そのまま引き返すこともある。そんな時は、現地の経済を応援する意味で、美味しいものを食べお土産を買って帰るのもひとつの支援の形だ。せめてものとの想いで「寄附」をする方も少なくないが、配布に1~2年も掛かる公共団体への「義援金」ではなく、明日からの活動に使える「支援金」にして欲しい。日頃から信頼できるNPO団体を知っておくのも大切だ。
防災活動を、
以下の4つの軸で考えることがあるが、現地にボランティアに行けるのは幸せなことだ。
1, 危険回避の軸 災害発生時の被害をいかに最小限に食い止めるか
2, 生活備蓄の軸 それまでの生活を維持できるように水・食糧・燃料などを準備しておく
3, 財産保険の軸 経済的/知的所有物の損害を食い止め、事業の継続や生活復興に向かう
4, 災害救助の軸 ボランティア活動も含め助け合いの精神
普段は、自分自身が被災者になるということを想定しないものだが、これを機会に、住宅や学校・職場のハザードマップ(自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したもの
)を今一度、明日の我が身と思って、確認してみてはいかがだろうか。ネットでも簡単に調べられる。万が一の場合の、家族の集合場所も確認して欲しい。
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