横濱たよりロゴ 第677号 2018.07.14
 災害ボランティアバスで京都府舞鶴市へ(3)被災

写真010 写真020 写真030 写真050 2018/7/12の京都府舞鶴市の報告会ビデオ
 気象庁が「平成30年7月豪雨」と名称を付けた西日本豪雨災害から1週間。3連休は、40度近い猛暑の中で捜索や復旧作業、ボランティア活動が続けられる。
 全国的に注目される広島県、岡山県、愛媛県以外でも、あちこちで活動は行われ、福井県は京都府舞鶴市への支援の報道も少なくない。 2018.7.13付福井新聞参照
写真040 3泊4日で参加した2011年の東日本大震災のボランティアでは、圧倒的な津波の大きさに無力感を感じることが多かったが、今回は、50個ほどの泥をつめた土嚢を積んで満足感が有られた。13日の2日目に参加した友人からもいろいろな報告が上がってくるが、当然ながら、被災者とボランティアのミスマッチも起こっているようだ。どれだけ、事前に情報を集め、完璧な装備で臨んでも、待機することも起こりうる。(6月の大阪府北部地震では結局、ボランティア活動を断念し、避難所などを見学)
 天候や余震の影響で活動は中止し、そのまま引き返すこともある。そんな時は、現地の経済を応援する意味で、美味しいものを食べお土産を買って帰るのもひとつの支援の形だ。せめてものとの想いで「寄附」をする方も少なくないが、配布に1〜2年も掛かる公共団体への「義援金」ではなく、明日からの活動に使える「支援金」にして欲しい。日頃から信頼できるNPO団体を知っておくのも大切だ。
 防災活動を、 以下の4つの軸で考えることがあるが、現地にボランティアに行けるのは幸せなことだ。
1, 危険回避の軸 災害発生時の被害をいかに最小限に食い止めるか
2, 生活備蓄の軸 それまでの生活を維持できるように水・食糧・燃料などを準備しておく
3, 財産保険の軸 経済的/知的所有物の損害を食い止め、事業の継続や生活復興に向かう
4, 災害救助の軸 ボランティア活動も含め助け合いの精神
 普段は、自分自身が被災者になるということを想定しないものだが、これを機会に、住宅や学校・職場のハザードマップ(自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したもの )を今一度、明日の我が身と思って、確認してみてはいかがだろうか。ネットでも簡単に調べられる。万が一の場合の、家族の集合場所も確認して欲しい。
 

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659 648 639 635 633 632 631 614 607  581 
571 563 554 552 550 538 537 533  526 519 
511 506 505 503 501 492 490 488 483 477 
467
  451 430 392 384 360 355 354 337 245 
240 224 202 193 189 184 183 179 025 020

 

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