2年間中止になった第54回競技かるた全国女流選手権大会が、2022年6月4日(土)には、BおよびC級、5日(日)にA級戦が福井県芦原温泉・清風荘で開催された。
BおよびC級は、抽選で選ばれた64名が2組に分かれ5回戦。A級は、過去の実績などで64名が選ばれ6回戦が行われた。 <デモンストレーション動画>
開会式は、杉本達治福井県知事、森之嗣あわら市長も挨拶され、知事以外ほとんどが和装の中で華やかに行われた。福井渚会の三好真智子六段が選手宣誓を行った。役員の西郷直樹永世名人の「女流だからといって華やかなかるたではなく、自分らしいかるたを取って下さい」という言葉が印象に残った。
山添百合クィーン(京都小倉かるた会)の1回戦の相手は、福井渚会の奥山美穂四段。感染対策として1回戦は無観客で行われた。ただし、大きな大会は、YouTubeの生中継(総勢10名ほどのスタッフ)が行われるため、控え室の大スクリーンで観戦することが出来る。越前市在住の川封カ義元名人も解説者として登場したが、戦況分析、プレーヤーとしての視点、ギャグを織り交ぜた絶妙のものだった。
決勝戦は、クィーンと太田知里五段(石川かるた会)。手に汗握る接戦で、1−5枚からクィーンが3枚連取したが、2枚差で太田五段が初優勝。YouTubeで観戦していたが、表彰式では、あわら市長が特産品のマルセイユメロンなどを手渡していた。
<かるた関連> 1064号 1004号 891号 696号 690号 646号 654号 589号 545号 536号 523号 515号 512号 510号
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