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 横浜国立大学に通っていた頃、原付バイクでもスズキ400ccでも何度も遊びに行ったことがある横須賀市。米軍基地のあるどぶ板通り商店街の雰囲気が好きだった。買ったことはないが派手な刺繍を施した「スカジャン」の発祥地でもある。ベトナム戦争の頃は毎晩100ドル札がドラム缶に投げ入れながら飲み屋が営業していたと聞く。
映画は、Facebookによこされたメッセージから始まる。1945年の敗戦で進駐してきたアメリカ軍人の残していった混血児と呼ばれた「木川洋子」を軸に進む。飲み友達でもある木川監督が丁寧に資料にあたり、アメリカ合衆国テキサス州までインタビューに出向き、クラウドファインデングで渡航資金を募り、思い出の地Yokosukaを訪ねる。横浜市山下公園の赤い靴はいてた女の子の像も出てくる。
木川監督の流暢でポイントを得た英語も印象に残った。パンフレットも欲しかったが製作されていないのが残念。
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第1119号 2022.11.24