下馬、横濱商館周辺案内(1)
横濱たより119号
 
2003.4.18発行

福井県立図書館
 1998年に横濱商館(撮影スタジオつきSOHOハウス)を建設し、福井市東部の下馬1丁目に引っ越してきたわけだが、周辺の水田や空き地がどんどん住宅に変貌している。古くからの住民よりも私たちのように移り住んできた住民の方が多くなっている。
 東に1km程の下馬町11-51には新・福井県立図書館が2003年2月1日にオープンした。http://www.library.pref.fukui.jp(JR福井駅前市内バス10番のりばから市内バス- 62系統 浄教寺行き-で約12分 県立図書館停留所下車) 国道8号線の板垣交差点を東に走ると左手に見えてくるのですぐわかるだろう。足羽川の堤防を走っていてもよく見える。横濱たより080号参照
 広大な敷地の中にレンガ色の巨大な書庫が見える。敷地の大きさに比べ400台の駐車場は少ないように感じる。そのかわり、建物の周辺に水や自然に親しめるように池や芝生の丘陵が配置されている。図書館というより美術館や博物館のようなイメージがある。
 これまで福井県立図書館は
、市街地の高志高校の近くにあった。駐車場が狭くあまり利用したことがないが、1996年に山根一眞さんの講演会を聞きにいった記憶がある。
 それより以前は現在の養浩館公園のあたりにあった木造の図書館の印象が強い。確か岡倉天心記念美術館も併設され、やたらとカビ臭い歴史を感じさせる建物だった。25年ほど前の記憶だから定かではないが、冷房もなく、扇風機が気休め程度に回っていたように思う。

 図書館の一角には文書館も同居している。福井県の歴史を知る上で貴重な資料となる公文書・古文書・行政刊行物等を収集・保存、公開している。http://www.archives.pref.fukui.jp
広々としたワンフロア設計とインターネット接続
 館内は自然光を取り入れた明るい設計。ワンフロアに閲覧室と学習机を配置しているので従来の図書館のような学習専用室はない。天井も高くとにかく広々としている。
 新しさで注目されるのは、多くの検索端末が配置されている点。パソコンを持参するとランケーブルからインターネットにも接続可能なブースもある。ISDN公衆電話によるダイアルアップ、携帯電話カードによるダイアルアップに加え、このような接続も出来る環境が提供されたわけだ。ハンバーガー・コーヒーショップの無線ラン接続も続々増えてきており、インターネットがより身近に感じられるようになった。もちろん、図書館の本をインターネットから予約するサービスも開始されている。
 もうひとつ注目されるのは、区切られたキッズルーム(子ども室)の存在だろう。子供用の低い椅子も用意され、約3万冊の絵本、図書、紙芝居が揃っている。ここでいろいろ試してみて気に入ったものだけ購入して自宅に常備しておくのも良いだろう。
 隣接した「おはなしの部屋」では定期的に絵本の読み聞かせやおはなし会を実施しているらしい。
 閲覧室の南側には自動販売機コーナーや喫茶店もある。町中ではないのでこのようなサービスも必要だったのだろう。また、200名収容のホールもありコンサートも開かれるという。

開館時間は午前9時〜午後時までで基本的に月曜と第三日曜日が休館。

 

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「横濱たより」とは?
 横濱商館建設途中の1998年10月に創刊されたインターネットを利用したオンラインマガジンです。4年間で100号を発行し、1000号を目指しています。
 写真家でありITマルティメディアプロデューサーであるマイク・ヨコハマが見たり・聞いたり・感じたモノやコトを発信しているモノです。ご意見・ご要望は、控えめにメール下さい。