
4月から始まり、10回目となった「RENGA 12のリレー展覧会」の夕方画廊
分室ニホ。
正月は、高田慎也 個展「楽園」(2025.01.12~01.26)。
長年、描き続けていた「海」は、2分割されただけのシンプルな構成ながらいろいろな表情を魅せる。北陸のどんよりした感じ。
新作であり、タイトルにもなった「楽園」はグレートーンの作品。楽園の写真集で有名な三好和義氏がすぐに浮かんだが、まったく違う解釈。
初日のアーティストトークで、美術大学時代から「画材オタク」と呼ばれていた話について質問したが、コレクターではなく、いろいろな可能性を模索して集めているらしい。
唯一のコラボレーション作品「夢の国」は、9月展で個展を開いた寺根千尋とのもの。額縁の壁面まで彩色されたベースを2年くらい前に渡してようやく2025年に出来上がったらしい。私は、展覧会に足を運ぶと必ず、キャンバスの壁面まで塗っているかどうかを確認する癖が有る。作家によってまちまちだが、塗ってある作品が好きだ。また、入り口の「つのまち鹿」はお正月らしさをほのかに演出していた。
トークの最後に、岡本オーナーから連歌をイメージし、4月からの作家が小作品を繋げたフレームの紹介があった。あと3回で完成するのが楽しみだ。
毎月、15日間だけの夕方15時から営業していて、入場無料なので、気軽に足を向けて欲しい。
RENGA12:4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月・11月 12月 正月 2月 3月
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