2017年9月23日(土・祝)に、「宇佐美圭司×宇佐美爽子展」のイベントが「E&Cギャラリー」で開かれた。
ギャラリートークではなく、講演/「思い出すままに」と銘打ち、セゾン現代美術館長の難波英夫氏が、作品解説と並行し、個人的な想い出を豊富な写真と動画を交えながら解り易く話して下さった。
多用された記号化した人間の形の原型になったワッツ暴動(1965年ロサンゼルス)の報道写真の解説には、立ち上がりスライド写真を指差したのが印象的。レオナルドダビンチに影響を受けた円形に閉じ込められた人間の形は、ミリ単位で多くの型紙を作っていた事も紹介。2012年に福井県越前町の海の見える自宅で亡くなるまで、精力的に創作活動を続けられた事が分った。県内外から60名以上の観客が講演に詰めかけ凄い熱気だった。
オープニングパーティは、ひとり娘さんが「両親は福井に移り住んでから、料理を作るなど、人間らしくなった」と挨拶され乾杯。多くの方が和洋菓子を持ち込み、胡蝶蘭も並ぶ華やかな雰囲気だった。
パーティの中で、勝山左義長祭りでアートなイベントをやる企画が有志の中で決まるなど楽しいひとときとなった。
2017年10月15日(日)までやっているので、一度、足を運んで欲しい。金曜はナイター営業なので狙い目。
(開廊時間:12:00-18:00(金曜のみ21:00まで)
休廊日:火曜,水曜)
関連ページ:605号 598号 588号 497号 484号 478号 445号 402号
|