横濱たよりロゴ 第213号 2007.2.4
 ベトナム旅行(4)学校編

ホーチミン日本人学校の門番 ネイティブスピーカーによる英語の授業 図書室内のパソコンコーナー 聖母マリア教会となりの小学校
 今回のベトマム旅行のでは、ホーチミン日本人学校の見学も楽しみの一つだった。http://www.j-schoolhcm.net/
 日本人駐在員の子弟を中心に小学校と中学校をあわせた全校生徒120名ほどのこじんまりとした学校だ。ホームページが充実していて旅行前から何度も覗いていた。2007年の新着情報で教職員を募集しているが、教職免許を持っていないので残念だ。日本国総領事館付属ホーチミン日本商工会立として1997年に開学した新しい学校だ。全米モーターサイクルひとり旅(EZア・メ・カ)をしていた1980年代には北米・ヨーロッパには日本人学校がいくつもあったことを考えると、これからの日本とベトナムの良好な関係を期待したい。
ビデオコーナー 昼過ぎにお邪魔したのだが、学校は塀で囲まれ、複数の門番が警備に当たっていた。保護者パスを提示してやっと中に入れた。日本では大阪で児童殺傷事件が起こってから校舎内への立ち入りが厳しくなったが安心できるレベルではない。
  ホーチミン市街から少し離れた場所(100ccのバイクに3人乗りで15分くらい)であり、スクールバスが8台もあるという。この地区には韓国と台湾の小学校も隣接していた。
  ちょうどお手隙だった教頭先生と校長先生が校内を案内してくださった。木田小学校でブックサポーター(図書の貸し出し、補修、絵本の読み聞かせなどを行う保護者ボランティア)に参加している関係もあり、図書室は注意深く見学させてもらった。ビデオコーナーや日本の絵本コーナーが充実しており、パソコンも5台並んでいた。紙芝居の道具も置かれていたが、読み聞かせボランティアなどは残念ながらいないという。
 小学校3年生のお友達のクラスにも入れていただいたのだが、ネイティブスピーカーによる英語の授業が行われていて驚かされた。日本からのお客さんということで歓迎の英語の歌なども歌って呉れた。ベトナムは、カテューンネットワークというアニメ専門テレビがある。日本製のアニメもあるがすべて英語で放送されている。貿易立国を目指す社会主義国の国策なのだろう。
 また、ベトナムらしいと感じたのは1年中プール学習があるということだ。基本的に常夏で雨期と寒気に分かれるだけだと言う。
 聖母マリア教会のとなりの小学校もお願いして入り口付近からビデオ撮影させていただいた。この学校もがっちりと塀で守られ門番を駐在していた。7時過ぎから始まり、給食設備はなく昼過ぎには各家庭に帰るシステムになっている。(日本人学校はお弁当持参のシステム)また、校庭もないのが普通だという。制服はあるところがほとんどだ。
 所変われば品変わると言うが教育も地域色があるものだと感心した。

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