
福井県産業支援センターマルチホールで「4K映像ビジネス活用セミナー〜4Kビジネスチャンスのヒントがここに〜」を9月7日に受講してきた。
1年前には「4Kカメラ・編集機器導入記念セミナー」が開催されたが、より突っ込んだ実践的な内容だった。
映像を制作しているのは、大きなものからキー局(東京や大阪)、ローカル局(茨城県以外の都道府県に存在する地方局)、ケーブルテレビ(市町村単位の有線テレビ局)、そして、私のような個人制作者になるだろうか。
その中でローカル局に分類される石川テレビ放送(株)様は、意欲的に「4Kで綴る映像詩」を制作し、ひかりTVで配信する事や海外市場への販売に嫡子ている事例を紹介して下さった。
NHK福井放送局(福井市宝永)からは、撮影機材をレンタルしながら4K映像を制作し、ロビーでリピート上映しているデモも行われた。
ハイビジョンと呼ばれる2K映像の4倍の情報量を持つ4K映像だが、単に、画素数の問題ではなく、被写界深度の浅い映像表現やダイナミックレンジが広い映像(収録方法が特殊で後処理が必要)など、番組制作の方向性も含めた話が聞けたのは貴重だった。撮影、編集機材は、産業支援センターで貸出も可能。
古いビデオテープからDVDディスクを制作する業務も行っているが、4K映像は、すべてデジタルデータの形でのやり取りになっている。ガソリンエンジンの自動車が電気自動車に取って変わられるような感じだろうか。
また、iPhoneでも4K映像が撮影可能だし、アクションカメラやドローン撮影も気になるところだ。
|