たばこ特別税が創設された1998年12月以来はじめての値上げが7月1日に実施されるらしい。増税額は1本82銭だが、JTは増税分に小売店マージンなどを上乗せして1本1円程度の値上げになるらしい。 福祉や文化の先進国の北欧ではタバコは1000円前後するのに比べれば、日本のタバコは安すぎるというのが現状だろう。 値上げ署名を集めた禁煙医師連盟のサイトhttp://nosmoke-med.org/では有用な情報を出している。断煙希望者へのアドバイスコーナーもある。 いくつかのタバコ自販機は調整中になっているが、とにかく、タバコ自販機があらゆるところに氾濫しているのは日本くらいだ。未成年者が購入できるということで「児童向けの販売機」とも言われている。 タバコ値上げを伝えるニュースでは、その書き手の立場というか心情が出るもので、タバコ使用者の記者だと「愛煙家」というJT御用達の用語を多用し、「肩身の狭い世の中になった」と締めくくる。 本当は、ニコチンの奴隷から解放され自由になるチャンスなのに。 タバコは非常に特殊な商品でどこで買っても価格は同じ。税率の高いもうひとつの商品である酒類は小売店と飲食店では大きく価格が違う。居酒屋さんでは2倍程度だが、スナックやクラブでは5〜10倍の価格で販売されている。しかし、タバコはどこでも同じ価格で売られているというまか不思議なものだ。