Gallary サライ
横濱たより126号
 
2003.7.10 発行

毎月展示物が変わる


 ふらっと福井市松本のギャラリーサライでコーヒーを飲んできた。先日買った南アフリカ産のヌーボーワインのボトルデザインが松村せつさんのイメージに似ていたので手土産に持っていった。
 オーナーの松村さんは力強い造形作品を得意とする美術作家。年中無休をひとりでがんばっている。
 「サライ」とはペルシャ語で「宿」という意味で素敵な人々や出来事に巡り合いながら、至極ありのままでいられる様に、自分の信じた生き方をしていきたいと願ってオープンしたのは既に6年前。オープン当初はコーヒーチケットも入れて時々顔を出していたがここ数年はすっかりご無沙汰していた。
 コーヒーや抹茶アイスミルクなどを出す喫茶店ではあるが、毎月展示物を入れ替えるギャラリーの側面が大きい。今月は鬼をテーマにした野村たかあき氏の版画を展示していたが、写真・絵画・陶器・デザイン・書・彫刻までを取り扱う。
 松本大通りを福井口踏切の西側の線路脇を北に150m程入ったところにひっそりと店を構えているので隠れ家的な存在だ。

AM10:00〜PM7:00(年中無休)〒919-0003 福井市松本1-33-24
 Tel.0776-27-1204 http://www.mitene.or.jp/~t-family/saraitop.htm


多彩なイベントも実施
 平日の午前中だったのでがらがらかと思っていたが、常連客とおぼしき年輩の男性が3名も入っていた。(私は一番若い4番目の客だった)
 店内に三脚を立ててオブジェの撮影をしている人もいるが、そんな風景も違和感無く飲み込んでしまうのがこの店での懐の深いところ。
 作品の展示以外にも多彩なイベントも定期的に実施している。音楽系のイベント(阿素湖withJUNとあそぼ 2003.10.4(土)PM7:00〜 / 長谷川きよし魅惑の調べ<ギター>2003.10.25(土)PM7:00〜)も行っており、ライブハウスの一面も持っている。また、作品を提供している作家を招いてのイベントもある。(野村たかあき作品朗読会 2003.7.21(土)PM7:00〜 鬼の版画でお馴染みの野村さんの童話の朗読会)
 それとは別ラインで「サライ塾」(毎月9日、講師:エッセイストの増永通夫さん)も開催し、30名以上の参加者を集めているという。
 お高く止まっているわけでもなく、適度に緊張感を持った空間。忙しい毎日に埋没しないためにも時々、顔を出したいスポットのひとつだ。

 

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