ゴールデンウィーク明けの5月8日(月)の朝、月田千栄子に手を握られながら静かに息を引き取りました。
寅年の1998年10月12日に拾われてきてから18年7ヶ月の生涯で、その日のうちにペット葬儀社で家族だけのお葬式をしました。
当時は、横濱商館は建設中で、福井市和田のアパート・サンドミールで密かに飼われ、まだ、子どももいなかったので、王子様として大切に育てられました。寒い冬は、ベットに潜り込んでくるものでした。
犬のように海岸を走ったり、芝生でフリスビーで遊んだ事は有りませんでしたが、多くの想い出がありました。幸い膨大な量の写真や日記、ビデオが残っていますので、時間を見つけて想い出アルバム「トラオがいた日々」を作成中です。デジカメが35万画素から2000万画素になり、車も黄色いマービーから、ピンクのエスティマ、クリーム色のハイエースと時代の流れを感じます。家族全員がお泊まりで旅行に出たのは、5回で3日以上空けるときは、ネコ好きの義理の妹に鍵を渡して様子を見にきてもらいました。
歩くのがよたよたになり、1階にあったトイレを2階に移したり、最後の6日間はおしめ生活でした。息子は、ほとんどトラオと馴染んでいませんでしたが、亡くなってからは涙を流し、撫でてあげたり、想い出の品を集めたりして驚きました。
私は、85歳の父親とだぶらせながら、今、何ができて何をすべきかを考えています。
トラオ、長い間、ありがとう。
021号(2000.1.30) 178号(2004.9.30) 197号(2006.1.16) 284号(2010.1.20) 496号(2016.1.3) 540号(2016.9.3) 582号(2017.5.31)
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