福井豪雨でしたが横濱商館は無事でした(2)
横濱たより155号
 
2004.7.19 発行

足羽川の水位は平常

 7月18日の集中豪雨が嘘のように翌19日(海の日でお休み)は穏やかな日でした。ただ、ヘリコプターやセスナ機が飛び交うのが不気味です。
 横濱商館のある下馬地区は順延になった清掃奉仕の日で公園の草取りをしました。 警察官や消防団員で参加できない方もいらっしゃいましたが、例年以上に多くの参加があり公園がきれいになりました。
 足羽川の水位は通常に戻っていて、中州の樹木も流されるに顔を出していました。ただ、ゴミがあまりにも多いのが痛々しかったです。
 福井新聞は嶺北(敦賀市以北の福井県北部を指す言葉)に集中豪雨の大きな見出しで水害のニュースを大々的に伝えていました。10時間で堤防決壊というのが印象的でした。福井には夕刊が発行されておらず、18日の夕方に号外が出たそうですが、手元にはありません。
 堤防が決壊した春日地区は、横濱商館から足羽川がに沿って2kmほど下流の同じ側です。右図のように道路には泥が厚く堆積し、ブルドーザーも出て復旧作業にあたっていました。
 復旧作業にボランティア参加した建築家の友人の話では、泥を洗い流すための高圧洗浄機が一番活躍しそうだそうで、ワイパー(柄の短いものは床下に有効)、デッキブラシ、ちりとり、竹ぼうきが足りない。泥との戦いは雪との戦いに似ていて、ママさんダンプ、各種雪かきスコップ、 (車に積った雪を落とす)スノーワイパーは、きわめて有効らしいです。参考掲示板:http://www.fukui-navi.gr.jp/bbs/navibbs.asp?BBS=tsukida
 幸い19日は休みで天候も良く、かなり作業は進んだものの今後の復旧スケジュールを知りたいというのが現場の声のようです。20日には災害ボランティアセンターが立ち上がるらしいのですが詳細は未定。


適切な情報伝達手段とは

 今回、下馬地区にも避難勧告が出されたそうですが、広報車も拡声器もなく、実際のところはわかりません。テレビやラジオでは細かい情報を流せませんし、第一、再現性がありません。私への安否確認も電話ではなく、ウェブサイトを見てくださった方が一番有り難かったです。
・ウェブサイトで情報の更新が早くて役に立ったのは、 アサヒ・コムhttp://www.asahi.com/
・ウェブでもストリーミング配信を行った老舗の福井ケーブルテレビhttp://www.fctv.ne.jp/
・災害ボランティア受け入れなどの情報を出した福井市役所http://www.city.fukui.fukui.jp/
もがんばっていました。
 携帯電話のウェブやメール機能を使った情報伝達手段の確立が今回のような災害時には有効だと思いました。
 地下部分の浸水をポンプで吸い出した商工会議所の例もありますが、一般住宅を建てる際には、少し床の高さを上げておくのもひとつの方法かも知れません。50年に1度の災害かも知れませんが、その被害は最小限にとどめたいものです。車椅子の方が入りにくいという問題もあり、専門家の意見を待ちたいところです。
 19日の夕方には青空が広がり、普段と変わらない夏の一日のような感じがしましたが、まだまだ、ボランティアや物資を必要とされている方が居られますので、興味のある方は、福井市役所災害ボランティアの受け入れについてのページをご参照下さい。http://www.city.fukui.fukui.jp/siyakusy/collabo/saigai/saigaivol.htm
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