下馬地区も道路が冠水
活発な梅雨前線の影響で福井県北部は17日夜から18日早朝にかけて局地的な豪雨に見舞われた。特に7時から8時に掛けては記録的な降雨量だったようだ。
横濱商館のある下馬地区も道路が冠水し、車を少し高いお隣の駐車場に避難させ、8時過ぎに近くのコンビニでラジオ用の乾電池と飲料水8リットルを慌てて購入。
Y2K問題が起こった1999年末には、水・食料・燃料を大量に備蓄していたが、最近ではほとんどしていなかった。参考サイト:横濱たより020号
足羽川の水位を確認すると充分余裕が有ったものの、念のため、光ファイバーケーブル・ルーター・ハブ・イーサネットなどが収容されているボックスを床下から引き上げ、メインのマッキントッシュ、ビデオ、カメラも2階に避難させた。
ビデオ編集を寝室でできるようにしたもののなかなか集中できない。
雨は止んでいたものの足羽川の水位はどんどん上昇し、河川敷も中州も完全に見えなくなっていた。
近くの斜面では水がしみ出しているところもあり、消防車も駆けつけブロックや石などを積み上げる作業を手分けしてすることとなった。
昼過ぎについに足羽川の堤防が豊島地区で決壊した。夕方までの情報では、今立町、美山町で計2人が死亡、鯖江市と池田町で計2人が行方不明になった。鯖江市では計2戸が全半壊したほか、同市や今立町、武生市などで243世帯が床上浸水、1717世帯が床下浸水。同県や福井市などは災害対策本部を設置し、福井、美山、松岡、今立の5市町で約39,000世帯に避難勧告が出された。
災害に対する心構え
2001年1月の大雪ではほとんどの交通がストップし、福井が孤立したことがあったが、今回の水害と較べると恐怖感は少なかった。参考サイト:横濱たより043号。
 美山町にあるJR越美北線の鉄橋が足羽川の濁流で流され停電が続いているという。石川や長野など7府県が防災ヘリを出動させ、救助、復旧作業を急いでいるらしく、横濱商館上空も頻繁に複数のヘリコプターが行き交っている。参考までにビデオカメラで撮影したMPEG画像(私の解説付き)をアップしておく。
雨も止んだままだし、足羽川の水位も下がりひと安心。自転車で対岸の保育園の様子を見に行ったが、こちら側は農業用水が溢れ出し、かなりの被害が出ていた。
これだけの騒ぎになったのは昔から地元に住んでいる人でも記憶にないという。避難勧告や指示も出たのか出てないのかもよくわからない。県立図書館が避難場所に指定されているという。何が起こるかわからない現代、普段から心構えをしておく必要性を感じた。
最後になりましたが、電子メールや電話で安否を気遣って頂いた方々に深く感謝します。
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