福井市NPO議員連盟発足
横濱たより144号
 
2004.2.29 発行

福井市議会非営利公益市民活動推進議員連盟

 2003年の統一地方選挙で初当選した福井市議会議員には、NPO法人を立ち上げたり、ボランティア活動をしてきた人が多く、市民活動をより良く発展させようと、先輩議員にも呼びかけ議員連盟(代表幹事・大森哲男市議)が発足した。当初は10名くらいの小さな勉強会をイメージしていたようだが、議長・副議長を含むほとんどの議員が賛同し、年会費10,000円を払って参加してくれたようだ。
 2004年2月21日()に福井市片町のホリーズで発足記念のイベントが開かれた。会場にはNPO法人のメンバーや市民活動家、大学生など110名が詰めかけた。翌日の新聞等にも大きく扱われた。
 この店は巨大なエレベータがあり、車椅子での利用も可能であり、ホール後ろの別室を喫煙所にして分煙化が容易なため、市民活動的なイベントにも時折利用されている。普段はダイニングカフェでライブやDJイベントも多い。
 第一部は、ふくい県民活動センターの山口晋司さんの講演。地方自治のあり方から災害ボランティア活動の経過、NPOの存在意義や活動指針、NPOと行政の協働などを分かり易く解説してくれた。講演原稿も快く公開してくださった。 その中で特に印象に残ったのは、協働の際には、最低限度のルールとして6カ条。
1、お互いが同じ課題解決の当事者であり、対等なパートナーであるといった対等の原則
2、NPOの活動が自主的かつ自己責任のもとで行われていることを前提とした自主性尊重の原則
3、相互に依存心が高まり、協働事業の効果的な遂行を困難にしないため、自律性、責任の明確化、関係の時限制の原則
4、組織の成り立ちや意思決定の方法などの相手の組織の違いを十分理解する相互理解の原則
5、公共的課題の解決こそが目的だという目的共有の原則
6、透明で開かれた関係性を維持するため、さらに、対等性、相互理解、目的共有をきっちり担保するための情報公開の原則 
というものだった。

学習会 & 交流会
 第2部では、福井で活躍するNPO法人や市民団体が資料を配りながらその背景や活動内容を説明。どの団体も個性的で実践的なお話が伺えた。
 私も入会している「パソボラネットF」の高嶋久美子代表は福祉器具を見せながら説得力のある説明だった。
 当日の模様は2分に編集し、クイックタイムムービーで公開中。http://homepage.mac.com/yokoha/ また、VHSテープ(約90分)にダビングしたものに右図のようなレジュメを付けたものも制作したので興味のある方にはお送りしています。(送料込み2500円)(右図参照:クリックすると大きくなります
 第3部は、市議会議員自らが会場を設営しての懇親会(参加費2,000円)。 田辺議長の乾杯の挨拶でビールやウーロン茶片手に和気藹々と交流会が始まった。
 (特)タバコ環境NPOネットからの申し入れをするまでもなく、会場内には複数の案内掲示板(左図参照)も設置され、タバコの煙というバリアは取り除かれ、ノーマライゼーション(正常化)がなされていた。
 複数の市会議員の方とお話しできたり、ロバの会代表からは自転車を使ったスローライフのソリューション提案を頂いたりと有意義なイベントだった。
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