Streaming Media ASIA 2002
横濱たより110号
 
2002.12.17 発行

インターネット・ストリーミング技術展示会

 ADSLや光ファイバーを使ったブロードバンドが全国的に普及し、ストリーミングに注目が集まっている。Realplayer,WindowsMediaPlayer,QuickTimeが主な技術だが、その中でもアップル社が推進しているQuickTimeに注目している。使いやすさと柔軟性が魅力だ。
 そんな折り、東京ビックサイトで開かれたInternet World Asia 2002 / Streaming Media Asia 2002[12月4日(水)〜6日(金)]を見る機会を得た。会場は各出展者が趣向を凝らしたデモンストレーションを行っており、結構楽しめる。モーターショーのようなキャンペーンガールを配したブースもいくつか見られた。
 数年前から交流がありQuickTimeの専門書を何冊も執筆しているフリーライター姉歯康氏とはじめてお会いすることができた。日頃、抱いていた疑問をさらりと答えてくださったので大変有意義なものとなった。1995年のインターネットとの出会いなどについても話し、私は分煙活動家としてこのメディアが普及することが「個」を尊重し、多様な選択肢のある社会の実現に寄与すると考えたことなどを話した。氏は、たばこ使用者ではあるが、分煙社会の実現に対しては私とほとんど同意見だった。ストリーミング技術に関しては、これまで情報発信できなかった人達にも発信の機会がもの凄く広がるという予想に反して、この技術を利用して何とか金儲けしてやろう的な考え方をする人が多いと嘆いていた。
 確かにビデオ撮影・編集・エンコードなどの作業は大変な労力やマシンパワーを要するので、パソコンで年賀状を作るほど簡単に普及するとは思えない。問題は
それ以上に何かを表現したり意見を発表したりするトレーニングが今の日本の教育には不足しているように感じている。お隣の韓国の人々の雄弁さと接すると特にそう思う。


knn.com主催の神田敏晶氏と遭遇
 会場内を歩いていて何とも目立つ男性を発見。
 世界一小さな放送局を実践しておられる神田敏晶氏だった。雑誌やウェブでは何度もお目に掛かっているが実物と遭遇するのははじめて。気さくに2ショット撮影に応じて下さり、名刺を見て「福井からお越しなんですか?」と遠路はるばるやってきたことを労ってくれた。有名人突撃インタビューでも知られいつもハイテンションでトレードマークのテンガロンハットと赤シャツ姿。
 映像に強いマッキントッシュというものの多くのブースは、他のOSに基づいているものが多かった。DV JAPANという季刊雑誌を2冊購入。
 この日はジャパンクリエーションという繊維業界の展示会、エコプロダクツというあらゆるメーカーを集めた展示会も見たためすっかり足が疲れてしまった。同じビックサイト内とはいえ数kmを歩かなければならない。
 そんな中、フットマッサージサービスを行っているのを見つけた。基本は10分1000円の足マッサージで、頭・肩マッサージのオプションもあった。いろいろな展示会に参加したことがあるが、このサービスを見るのは初めて。
 基本の10分コースをお願いしたのだが、ウエットティッシュで足を拭いて足裏のツボを刺激。アキレス腱を伸ばしたり、ふくらはぎをさすったりと少し痛いくらい。
 土踏まずのむくみも取れ、すっかり両足が軽くなった。待ち時間が20分前後でる盛況ぶりだったが、空いている時間を見つけて是非とも受けたいサービスだ。

 

 

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