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高岸 豊治 選手

三重県 28期 47歳

A級3班 血液型A型

2000.5.7現在

今回の四日市競輪(2000.5.6-8)では、
  初 日 7R 2着
  2日目 9R 6着
  最終日 9R 5着 であった。

 今回紹介する高岸豊治選手は、前回紹介した京都の桝井道弘選手と同期の28期生である。昭和46年1月登録というから選手生活29年目である。28期生の中では桝井選手と同様、B級に落ちた経験がなく、いまだにA級を堅持する「鉄人レーサー」でもある。
 また人望が厚く面倒見の良いことで知られる三重の重鎮・高岸選手は、現在総勢で15人ほどのお弟子さんをみており、S級では岩見潤選手、田前義守選手、中津友臣選手、A級では玉木仁選手、小西誠也選手など、有力な選手を数多く輩出している。

 高岸選手を紹介する場合、もう一つ絶対忘れてならないのは、ウエイトトレーニングを練習に取り入れ、その肉体をいまだに堅持し鍛え上げているということである。
 高岸選手は、競輪選手になった当初からウエイトトレーニングを取り入れていたが、当時ウエイトトレーニングは筋肉を堅くするという理由から競輪選手の練習には向かない、というのが一般的な考えであった。
 しかし、高岸選手はそれを真っ向から否定、今では競輪選手に限らず全スポーツ選手の常識となっているウエイトトレーニングを練習メニューに取り入れてきた。

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フィットネスクラブ
夢想(ドリーム)
平日 9:00~21:00
日祝10:00~20:00
松阪市久保町字東横田796-1
0595-29-3522

 その経緯をちょっと掘り下げてみると、昭和63年(1988年)に自分とお弟子さんのために道場を建てたのであるが、翌年、四日市記念競輪で知り合ったボディービルダーのユニバース2年連続優勝の世界チャンピオン須藤孝三さんと知り合い本格的にウエイトトレーニングを指導してもらった。
 それがきっかけとなり、翌年には、道場をJBBF公認のジムに登録し「フィットネスクラブ夢想(ドリーム)」という名で開業、競輪選手に限らず広く一般会員も募集し現在に至っているという。 勿論、指導者としての資格も拾得、競輪選手以外にも一般会員40名程度のクラブ員を抱え、また、ボディービルの競技面では、須藤孝三さんからの指導のもと平成2年(1990年)に新人デビューし2位の好成績を残した。
 翌年には、一般の部で5位、その後2年間は落車等の体調不良で不出場も平成6年(1994年)には、ついに念願の「三重県大会で優勝」(写真)を勝ち取ったのであった。
 競輪選手としてだけでなく広くウエイトトレーニングを通して社会に貢献する高岸選手のポジティブな姿勢には同業者ならずとも敬服する。
 最後に高岸さんに質問した。「将来の夢(目標)は何ですか?」すぐさま高岸さんはこう言った。「競輪で500勝(現在439回)したい。58歳まで現役(競輪)を続け、2年間クールダウンしてから60歳以上クラスのボディビルでまた頑張りたい」と、あくまでその肉体美を堅持し続けることに迷いはないようだ。
 どんな時にも夢を持ち続け、前向きに生きる高岸豊治選手の生き方は、今後いかなる障害があろうとも克服し、夢の実現に向けて突き進むことに間違いはないだろう。

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