横濱たより  


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帰国報告(3)-夜のラスベガス


 常に変化している街

 今回最初の宿泊地は、ネバダ州ラスベガスだった。1986年9月と87年5月に来たときとは、全く変わっているだろうと思っていた。前回はモーターサイクルの貧乏旅行(一日の宿泊・食事・ガソリン・雑費で30ドルの予算)だったので、今回のようなツアー旅行とはかなり趣が違うだろう。
 古くからあったダウンタウンは、人気を取り戻すために70億円も掛けて大がかりなアーケードの改修を行い、無料のライトアップショーを毎晩行っていた。一時は治安も悪く観光客もかなり減ったらしい。
 町並みの雰囲気もかなり変わっていた。それでも、カーボーイのネオンサインやカジノフレモントなど懐かしいものもいくつか目にすることが出来た。
 ガイドブックでもおなじみのライトアップショーは、実際に見た方がずっと面白い。映像だけでなく、街頭のスピーカーに高性能なものを使っているらしく、クリアな迫力あるサウンドも楽しめた。
 大型アミューズメントホテルが建ち並ぶストリップ通りに人気を奪われているというものの古き良き時代のアメリカを感じるにはダウンタウンの方が良いだろう。
 アーケードを過ぎてどんどん歩いていくととたんに雰囲気が悪くなる。道路にもゴミが増えてくる。あまり人気とネオンの無いところへは行かない方が身のためだろう。
 2カ所の移動にはタクシーが最適だろうが、フリーウエーをぶっ飛ばして10分ほど掛かる。帰りは渋滞に巻き込まれチップ込みで21ドルも掛かってしまった。


 砂漠の中の大都市=欲望の街

 ストリップの端の大きなタワーから見た夜景は壮大なものだった。聞けば人口130万の大都市だという。360度見渡す限りの光の洪水。フーバーダムのお陰で水(無料)も電力も豊富な街なのである。
 ラスベガスはアミューズメント化していると言われるが、その本質というか本業は、言わずと知れた「カジノ=ギャンブル」であることは全く変わっていないように感じられた。
 登ったタワーも大勢の人は来るものの1階のカジノには人が入らず、もうすぐ倒産すると噂されていた。
 ショーや遊園地で家族連れの観光客が増えたとはいえ、人間の欲望(ギャンブル、アルコール、セックス)をいかに満たすかということで成り立っていることは間違いなさそうだ。
 1991年の映画「バクジー」もこの街の歴史を知るために一見の価値ある映画だ。


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