横濱たより  


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帰国報告(2)-携帯電話


 使っている人をあまり見かけない

 1986年に初めてアメリカに来たとき、あらゆる場面(ディスコの入り口とマネージャーや警備関係)で無線機が使われていることに驚かされた。
 携帯電話ももの凄い勢いで普及していて当然と思っていたが、街角で使っている人があまりにも少ないのに驚いてしまった。持ち歩いているとわかる人も少ない。
 ツアーガイドの説明でも、アメリカの携帯電話は大きくてバッテリーの持ちも悪いらしい。携帯電話同士で無線機代わりに使える機能が付いているものもあるらしいが、この辺は無線機の流れだろう。
 また、電子メール機能付きの携帯電話もあるらしいが、メールを打っている人を見かけることは無かった。基本料金は35ドル/月でメール付きは5ドルアップらしい。
 使われている機種も日本製はほとんど無く、Motolora(USA),Nokia(EU)のシェアが大きく、Sumson(Korea),Ericcson(USA)あたりが続くらしい。
 パソコンもCompack,Hewett Packard,IBMなどアメリカ製が多い。マックは残念ながら見かけなかった。(テレビCMでは見かけたし、専門誌も売られていた)


 黒しかない

 選択の自由が大きいアメリカにおいて、携帯電話の色が黒しか無いというのも不思議だった。携帯電話に機能しか求めていないとすれば、もっと高性能な日本製も幅を利かせていないとおかしいことになる。
 日本では一般的な携帯ストラップやアンテナアクセサリーのたぐいも一切販売されていないようだ。
 携帯電話に関しては、日米の方向性はまったく違ったものになっているというのが結論でどちらが進歩しているかは何とも言えないが、アメリカが参考にならないことは確かなようだ。


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