横濱たより  


不定期発行 033-1 2000.10.29発行
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EOS D30使用レポートVol.1


 記憶媒体の変化と大容量化

 キャノンの高級一眼レフデジタルカメラEOS D30が来てから1週間ほどテスト撮影をしてみた結果をレポートしてみたい。
 300万画素以上というデータ量よりも、画質のクリア度に驚かされる。これは、キャノンのEOSシリーズのレンズがそのまま使用できるという強みが遺憾なく発揮されている。
 フジのデジカメはこれまで5台使用してきたが、いずれもメモリーカード(写真右)だったが、キャノンは、コンパクトフラッシュを採用。96MBのカードだとラージサイズの画像でも70枚程度記録できるので、36枚撮りのアナログカメラより使い勝手が良さそうだ。2MBのカードが付属していた牧歌的な頃(4年程前)が懐かしい。

 クリックすると元画像(2160×1440)が出ます


 白の描写にも強いのが利点
 これまでのデジカメで苦手とされてきた、白の描写にも強いのも嬉しい点だ。
 左図のように白い商品は数多いし、商品パッケージが白いものもこれまた多い。化粧品、文具、おみやげのパッケージも白が多い。
 上図のようなマクロ撮影(小さいものの拡大撮影)も、従来のデジカメが苦手にしていた分野。小物や宝石の撮影も可能になるため、ウェブ制作のコストを下げ、納期を縮めることができる。
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メカニカルレポート

 私は縦位置撮影に備えて、シャッター付きのホルダーを付けて使用する。D30はその辺の現場事情も考慮し、ホルダーが発売されており、充電式バッテリーが2つ入る構造になっている。
 100Vの電源からカメラに接続するキットも同梱されているが、コードレスで撮影できる自由さが確保されているのは現場に強いカメラと言える。

 液晶パネルは撮影後に画面を確認する際、シャッタースピード、絞り値、時刻に加え、画像のヒストグラム(明るさのバランス)が表示される。白すぎて表現できない部分は点滅して表示してくれる。
 この機能は、アナログフィルムでは考えられないもので、モニターの輝度や周囲の明るさに惑わされることなく、撮影画像を確認できるというのは、ものすごい進歩だ。デジカメが知能を持ち情報発信し始めたという感じがする。

=不満点=焦点距離が1.6倍に伸びてしまうので、店舗撮影などで広角レンズの特性が生かし切れない(この問題が最大のネック)。ウェブ制作用に、35万画素程度のモードが用意されていない。印刷用にCMYKの色分解をカメラ側で出来ないことの3点くらいだろう。(実売30万弱という価格は何とも判断しかねる)


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