2021年10月23日(土)に湊七雄展を観に、大野市元町12-2に繰り出した。湊氏は三重県出身で福井市在住。
COCONOアートプレイスは、2018年3月にオープンしているが初めての訪問となった。
100年以上前に建てられた古民家を改装して、道路側はカフェで、入場料300円を支払って奥行の深い空間がギャラリーとなっている。メイン会場は蔵を改装したもので、中央に柱があり、天井部分も素晴らしい。中庭も面白い。
その中に大小様々な版画作品が適度な照明で展示されている。今と未来、過去に想いを馳せるような作品を贅沢に鑑賞でき、新作シリーズは<風土>と名付けられている。
大野市勝山市は、1950年代に「小コレクター運動」をよばれる実力が有りながら経済的に困窮している作家の絵を購入する活動があり、現在も、多くの民家に作品が残されている。その一部は、大野七間通りにも展示されている。COCONOアートプレイスも、その流れをくみ、「COLLECTOR(コレクター)」と「COMMUNITY(コミュニティ)」という2つの言葉の語頭の「CO」に大野「ONO」を連ねた言葉。
大野観光協会の裏手には無料駐車場もありので、アート鑑賞、食べ歩きなど町歩きをちょうど良い。
秋晴れの土曜日でもあり、県外ナンバーの乗用車がひっきりなしに訪れていた。
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