2021年10月13日から24日まで開催の「嶺南アート展」を美浜町生涯学習センターなびあすまで観に行って来た。
なびあすは、町役場や町立図書館と同じ敷地にあり、JR美浜駅からもほど近い、蕎麦畑やコスモス畑の広がる田園地帯にある。
10名の出展作家は、上原 美香、小林 雅代、下 滋彦、白 徹、高橋 はるか、深川 未貴、福田 裕理、別司 佑輔、松見 知明、百田 衞一で、それぞれの持ち味をだしていた。
一番、インパクトがあったのは、別司 佑輔作品で、洋服を液体粘土で固めた立体物。ひと部屋を使い切った松見 知明作品は壁の色とあいまって面白かった。専門の美術館ではないが、天井も高く、部屋を繋ぐ通路もユニークで、現代美術作品を楽しむことができた。観覧者も少なくしばらくは独り占めできた。
後でわかったのだが、福井県が2020年度から3カ年で行う「芸術文化を感じる街ふくい創出事業」の一環で、"本物"の美術に触れる機会を設けようという企画。福井市に住んでいると、福井県立美術館や福井市美術館が存在するが、嶺南6市町(敦賀市、美浜町、若狭町、小浜市、高浜町、おおい町)には、公立の美術館がないという。
月曜休館で入場無料なので、気軽に足を運んで欲しい。
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