
福井市在住の紙造形家:かとう こづえさんの個展「和紙と、あなたと、思い出と。~Vol.2~」を見て来た。https://washi-du.art/
福井市中央1-9-29 エコプラザ2Fにある芸術と笑顔のあつまるギャラリー「ふくい工芸舎」で6月18日(金)から7月4日(日)。
彼女の昔からのテーマである球形の灯りも展示されていたが、ワークショップで作った和紙作品を組み上げた昆虫付きの大きな植物など意欲的な作品が並ぶ。
最大の作品は、「おひとりさまルーム」と名付けられた屋内用テント。誰でも中に入って非日常を体験し、楽しめる作品。私が手にしているのは「レインスティック」という竹製の民族楽器。アフリカが発祥で佐真鯉の儀式に使われたもので傾けると中に入れた小石が雨音を奏でる。それが雨につながるものだが、今回は心を潤すアイテムとして置かれていた。
和紙のモビール作品は、気流を可視化したものだという。越前焼とのコラボの風鈴なども展示。
いづれも2020年初頭から始まったコロナ禍による生活変貌が制作意欲につながったという。確かに、ここ2年程の作家さんの作品はどうしてもコロナの影響を受けている。
展示作品は安価で購入できるものもあるし、壁面パネル、間仕切り家具、のれん、ペンダントライトなど和紙の風合いを活かした作品の受注制作にも対応しているので、一度、覗いてみて欲しい。
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