
JDDnet福井(日本発達障害ネットワーク福井)主催のシンポジウムにビデオ制作業者として参加した。
2024年11月30日(土)で、新装開店したばかりの福井市立図書館2階。
コロナ禍は、リモート開催だったが15年以上、地道なシンポジウム活動を続けている団体で、今年は、大臣表彰を受けた。
まずは、代表の福井県立大学の清水聡先生の「幸福感」に関するアンケート結果の発表。
続いて、「宝物ファイル」提唱者の岩崎美雪先生の自己肯定感に関する発表。
休憩を挟んで、4人が登壇してのパネルディスカッション。ゲストの福井自閉症協会の福嶋祐子さんは、個人事業種交流団体で20年位くらい前に知り合った方。岩堀先生は、東日本震災支援活動で知り合ったと記憶しているし、JDDnet福井の事務局長の永井弘明さんとは、まちづくり関係で知り合ったと、全員バラバラの出会いだったことに驚いた。
講演の中で印象的だったのは、4つの軸で考える生きがいのチャート。「大好き」「得意」「社会のニーズ」「稼げる」で考える方法は、障害の有る無しに有効だと感じた。
休憩後の質疑応答では、ビデオ業者では有るが、最初にアンケート結果について質問した。その後、会場から質問が相次ぎ、4人によるパネルディスカッションをグループワークに切り替え、自発的に8つのグループに分かれて意見交換することとなった。発達障害者の家族のメンタルヘルスの重要性も話題に上がっていた。
最後は、いくつかのグループから発表が有り、参加者は満足げな顔で会場を後にした。
途中で、発達障害者向けに開発された入院保険の紹介も有り、行政サイドだけではない、民間からの支援の動きがあることで嬉しくなった。
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