鯖江市長泉町のまなべの館に福井県立丹南高校の「卒展」<アート系列・デザイン系列・地域文化系列の卒業制作展 1/28~1/30。他に人文科学、自然科学、生活福祉、情報科学系列があり、入学してから方向性を決められるのが職業系との違い>を見に行った。1987年に普通科高校として日野川近くの鯖江市熊野町に新設され、福井県内唯一の総合学科単独高校として2022年3月に閉校する。
右手奥の展示室、左手の展示室を使って、絵画・デザイン・木工・立体造形・メガネ・写真・素描・点描・服飾・コンピュータグラフィックが展示されていた。現代美術風の作品もあり楽しめた。鯖江といえば世界的なメガネ産地で、アニメ「メガネブ」ヒマラヤ第3工業高校のモデルにもなった。
個人的には、2015年に社会貢献活動で「JRCレオクラブ」のメンバーとゴミ拾いをしたのがよい想い出。
少子化の影響で、鯖江市内の高校は2つからひとつになり、南に位置する越前市の職業系高校も統廃合が進められている。公立8校と私立5校がある県庁所在地の福井市に住んでいるとあまり気にならないが、進学の選択肢が狭まってきている。
明るい話題といえば、鯖江市の西に位置する越前町の福井県立丹生(にゅう)高校が、第94回選抜高等学校野球大会(春の甲子園)に21世紀枠での出場が決まったことだ。全国大会レベルといえば、写真部とホッケー部だが、野球部はほとんど無名。ほとんどが人口2万人足らずの越前町(旧朝日町、旧織田町、旧越前町、旧宮崎村)の中学校出身者というのも嬉しい。
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