
35℃を越える酷暑の中、2018年9月15日にオープンしたばかりの福井県年縞(ねんこう)博物館に行って来た。
年縞(ねんこう)とは、長い年月の間、湖沼などの底に堆積した土などの層が描く特徴的な縞模様の湖底堆積物のこと。
美浜町と若狭町に挟まれた水月湖は、偶然に偶然が重なり、7万年分=45mもの年縞がほぼ完全な形でボーリングされたという。
博物館の外観が中2階の渡り廊下のような構造なのは、この45mの年縞を横に並べて鑑賞できるようにしている為だった。年輪のように1年ごとに縞模様が出来るのだが、そこから得られる科学的な知見は大きい。最初に、円筒型のドームシアターで概略説明ムービーが5分程で観られるのも良い。
お隣は、若狭三方縄文博物館で、貝塚の歴史などを展示しているが、歴史の長さと言うか深さが桁違い。時間があれば、こちらも見学すると良いだろう。
歴史というか考古学の博物館だが、あちこちにQRコードが配置され、音声ガイドや拡大図をスマホですぐに観られるようになっているのが現代的。
コロナ禍で、cafe縞(しま)が営業自粛していたのが残念だったが、顔出し看板で撮影するのはお約束。
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