
高等学校総合文化祭のひとつに「吟詠剣詩舞部門」というのがあり、ビデオ収録を依頼された。
漢詩や和歌を独特の節回しで吟じる「詩吟」と剣を用いて舞う「剣舞」、扇を用いて舞う「詩舞」を総称した日本の伝統芸能。
事前に演出台本を見ながら出演者の人数と出捌けの位置を確認。別室でのリハーサルを見ながら動きを確認。
ステージ衣裳に着替えて、大ホールに移動し最終リハーサル。どの部分でクローズアップにするかなどを確認してから本番。
5つの演目があったが、独吟、剣舞や詩舞など動きと止めのコンビネーションが面白い。衣裳やメイクも素晴らしい。15分ほどのステージはあっという間に修了した。一般的に高校別の出演になるが、福井県は13校17名の高校生からなる合同チームで「越のくにから」というタイトル。
例年、全国持ち回りで文化祭が行われるが、2020年はコロナ禍でビデオ審査になり、同じ日に吹奏楽(羽水高校)、合唱(仁愛高校)、日本音楽(啓新高校の箏曲)も別の方が収録。客席は無観客で行われた。「味真野恋物語」という舞が終わった後、正面カメラに受かって「コロナに負けず、ガンバロー」と締め括った。
<14分の映像はこちら>
会場となった福井県越前市文化センターのロビーは、地元の伝統産業である越前和紙や打刃物を展示しており雰囲気を盛り上げていた。
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