
2019年9月20日(金)の日本-ロシア戦から始まったラグビーワールドカップは、ベスト4の「イングランド」「ニュージーランド」「ウェールズ」「南アフリカ」が勝ち残っている。ティア1と呼ばれる8協会のうち「アイルランド」「スコットランド」を撃破した日本代表は決勝トーナメントに進み盛り上がった。
テレビ中継で臨場感が凄いのは、4本のワイヤーで自由自在に動きながら映像を捉える「スパイダーカム」と呼ばれる撮影システムの功績が大きい。サッカーほどボールの移動がないラグビー中継では抜群の威力を発揮している。さらに、テレビ中継とは違い、huluなどネットテレビでは、観る人が視点の違うカメラアングルを選択することも可能。まさに、手に汗握る観戦となる。
世界で一番盛んなスポーツといわれるサッカー同様に、大英帝国で始まったラグビーは、いろいろな点で違いがある。サッカーは、ヨーロッパと南米という競り合う2つのブロックがあるが、ラグビーは、ヨーロッパ5つ、南半球3つが突出したティア1を形成しており、予選参加協会も93とサッカーの半分程度。もっとも驚いたのは、何かと国際問題になるアイルランド島の2つのエリアがひとつの協会になっていること。こんな競技は、他には無いし、出身地主義ではないのもユニーク。
日本代表が南アフリカにノートライで完敗し、ワールドカップは終わったと思っている人も少なくないが、11月1日の3位決定戦、2日の決勝戦まで、臨場感溢れる映像を楽しみたいと思っている。
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