
2019年8月末、ちょっと変わったアルバイトを体験した。何か制作するとか販売するとかではなく、来年の為の「場所取り」としてその場に一晩とどまるというものだ。
長時間、電源を使えないという状況なので、iPhoneを使うのは最小限にすることにし、モバイルバッテリーを3個持ち込み、手回し充電器付きのラジオは、枕にもなり便利だった。真っ暗になるのかと懐中電灯も持ち込んだが、待機場所は明るく使う事は無かった。麦茶と飲料水で4リットル。
時間潰しに本棚から10冊程書籍を持ち込んだが、一度、読んだはずなのに新たな発見があり充実した読書タイムとなった。ゴルゴ13の危機管理能力や、防災とサバイバルの違いもよくわかった。
田原町駅のトイレも利用したが、周辺に自動販売機が多いことに驚かされたし、24時間コンビニもあり便利。
夜は、クッションの上に寝袋を出し仮眠したが、暑いくらいで虫除けスプレーが必要だったし、アイマスク、耳栓も有れば良かった。
ふと、大学生時代、横浜市から電車を乗り継いで町田市の病院(確か入院患者が20床くらいの規模)の夜勤のアルバイトをしていた事を思い出した。18時に事務員から引き継ぎ、緊急の患者の受け入れがメインで、簡易ベットを受付の内側に敷いて仮眠を取れる日もあるし、一晩中、眠れない日もあった。怪我で入院していた暴走族を夜中にお見舞いにくる仲間をそっと入れてあげたのも懐かしい思い出。
朝になると事務員に引き継ぎ、職員食堂で簡単な朝ご飯を食べて終了だが、時給換算で333円は、1980年代でも最低賃金以下だったような気がする。
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