
2019年5月18日(土)に鯖江市文化センターホワイエで、鯖江人形浄瑠璃「近松座」公演『伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段』が開かれた
文楽を生で見るのは始めてで、入場料500円を握りしめ、楽しみに見に行った。
まずは、公演前に物語解説ビデオが流され、流れを掴んでから始まった。太夫と呼ばれる語り部と三味線に合わせて、1mほどの人形が舞台で動き出す。舞台装置もかなり凝っていて、2階からもスタッフが効果音を出したりとかなり大掛かり。
公演後の解説で分ったのだが、1体の人形は、顔と右手役、左手役、足役の3名で動かしている。差し金や足を引っ張る、2足の草鞋(舞台草履)を履くなどの語源等を織り交ぜながらの楽しいワークショップ。最後は、観客参加で体験会。
「近松座」は、人形浄瑠璃作家として世界的に有名な近松門左衛門が幼少期を過ごした鯖江市立待吉江地区で、国民文化祭が開かれた2005年に誕生したという。全員素人から出発し、活動を続けており、今回は、『さばえ文化振興事業団』設立記念の主催事業第1弾でもあったらしい。
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