
2019年3月31日(日)に福井市順化のメトロ劇場で行われた舞台挨拶&映画上映会(2本立て)をしっかり楽しんで来た。
舞台挨拶は18時20分からで、カンヌ国際映画祭のドキュメント映像の上映もあり、終了後の見送り挨拶は21時45分。
最新作の「黄金の大地 Golden Land」は、カンヌ国際映画祭で5部門受賞する程の完成度の高いモノクロ105分作品だった。しっかりしたパンフレットも制作されていた。
特に、後半の太鼓の生演奏をバックにいろいろなシーンを回想的に繋いでいくシーンは、映画「イージーライダー」を彷彿させる刺激的な映像。
内容も、砂金を集めて生活をしている老人や薬草を集めて薬を作る職人、どうしようもないヒモ野郎などをクロスさせながら進行する。自らの人生観というか死をイメージしてのシナリオ。海を見ながら海外では戦争しているとつぶやかせたりと世界市場を意識したシナリオが光る。
福井県旧丸岡町出身の戸田博監督(スケルトンフィルム)作品で2008年に見た「夏の宴」も上映され、懐かしく蕎麦屋のシーンを楽しむことができた。
メトロ劇場は、2019年4月1日で66周年を迎えると聞いたが、西隣にあった立体駐車場は最近、平地になっていた。
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