
2017年11月26日(日)にハートピア春江大ホールで行われた第27回西沢純子大正琴スタジオさよなら公演をみてきた。
2003年元旦にウェブサイト「大正琴奏者 西沢純子の部屋」を開設。日本語だけではなく、英語表記や動画配信など意欲的に展開。
大ホールは満員で立ち見が出るほどの賑わい。ロビーには多くのお祝いの花が並んでいた。
一部は、生徒さんの演奏。二・三部は、10年ほど前に開発した「西沢純子式アコースティック大正琴ヴェガ」による演奏。
いよいよ、四部は、西沢純子オン・ステージ(ギター伴奏:奥下順造氏)。会場の雰囲気がピンと張り詰めた感じになるのは流石。
大正時代に日本で生まれた楽器に昭和に出会い、平成元年にスタジオ設立。情報発信や新型楽器の開発など常に最先端を走り抜けた感じ。毎年、多くのコンサートやリサイタルを実施し、秋の定期演奏会は福井市文化会館での開催が多かったが、こちらの会館も間も無く解体される。2004年の組曲「たのしみは」の初演演奏をビデオ記録したのが強く印象に残っている。
この日は、10年前に亡くなった音楽プロデューターの三寺幸雄氏が録音した16曲入り音楽CD「大正琴奏者 西沢純子の世界」(税込2500円)も発売されたが、このディスク制作に携われたのは名誉なことだ。
|