
越前海岸といえば、11月6日に解禁になる越前がに(大きな雄のズワイと小さなメスのセイコ)が有名だが、夏の時期の「あわび料理」にも力を入れ始めたようだ。
カレイの煮付け、イカのお造り、甘えび以外は、全て「あわび」が入っている料理(にぎり寿司、刺身、炊き込みご飯、おろし蕎麦)が並ぶ。
メインは、大きな生きたあわびのおどり焼き。しめたあわびだと「あわびステーキ」と呼ぶらしい。バターを乗せて数分で焼き上がる。軟らかくなった厚みのある身をフォークとナイフで食べるのは初めての体験。刺身のコリコリとした食感とは違って弾力があり、食べ応え充分。
食べ始めると、茶碗蒸し、スープ、天麩羅が出てくるが、全てがあわび料理。何とも贅沢!
越前海岸には多くの公共の温泉があるが、オススメは、日本海を眺めながら入る露天風呂のある「漁火」。温水プールもある道の駅「越前」の2階に併設されているので、お土産も買えるし、ゆっくりできる。
2016年にリニューアルした「越前がにミュージアム」(入場料500円)は、一度は訪れたい観光スポット。カニをテーマにしたユニークな施設。
栗田幸雄福井県知事(4期16年)がオープニングセレモニーに来たこと(2000年7月15日)を思い出したが、越前町、織田町、朝日町、宮崎村が合併し、越前町(人口約2万人)になったのは、2005年2月1日。
中学1年の息子と年老いた両親と参加したバスツアーだったが、時の流れを感じる一日であった。
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