2017年3月にお披露目されたSLバス(南越前町D51形蒸気機関車風観光バス:購入価格は約2200万円)に乗る機会を得た。
まずは、ガイドさんの案内で歴史ある今庄宿を散策。多くの見学スポットがあることに驚かされる。一時は、55軒の旅籠、15軒の酒屋が有り、現在も酒屋は4軒が残っている。
観光バスは、ハイデッキの大型バスではなく、コミュニティバス程度(約20名)の大きさであることは、旧国鉄の蒸気機関車が通っていたトンネル(現在は自動車道路として活用)を通る為に考えられた大きさだ。綺麗にれんが積みされたトンネルは非常に美しく、短いものはバスから降りて歩いて通過した。。
北陸トンネルが開通する1962年までは勾配が1000分の25という鉄道にとってはかなりの勾配を走っていた事や蒸気機関車の集煙装置(SLバスにもデザイン的に運転席上に設置されている)は敦賀で開発された事など、多くの鉄道近代化遺産が残されている。当時は、貨物輸送が大きな比重を占めていたようだ。 3月26日のリニューアルイベント「今庄鉄道物語」では多くの人で賑わっていたが、なぜ、今庄サイクルターミナルにD51が置いてあるのか、鉄道の10分程度の待ち合わせ時間に今庄そばが発展した事などが理解できた。
SLバスは、定期路線を走るものではなく、貸切タイプの観光バスとして使う事が可能らしいので、興味のある方は、問い合わせて欲しい。
<トンネル通過時の動画>
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