
小学校6年生を中心に相互に派遣する交流事業に息子が参加した。本来、8月の熊本訪問とセットだが、4月14日に発生した熊本地震の影響で、1月6日から3泊4日の福井受け入れだけが実施された。福井と熊本の繋がりは、江戸時代末期に始まったようだが、交流事業は、30年ほど前のロータリークラブの民間交流がベースのようだ。
福井での事前合宿(11月)、直前研修(12月)などで、初対面の子ども達とお互いの文化や歴史を調べプレゼンテーションの練習を行うもの単なるレジャー旅行との違いだ。(報告書編集会が1月28日に予定されている)
1泊だけホームステイで男の子をひとり預かることになったが、親戚や親しい友人以外が泊まりに来るのは初めてのことで、大晦日まで大掃除に明け暮れた。
できるだけ本人に計画させる、普段の生活を味わって貰うというのを基本に、近くのスーパーで食材を一緒に買いに行っての手巻き寿司パーティ。売り場で見た実演販売に一番驚いたという。お風呂のデパート「たきの湯」にも連れて行った。
翌日はゆっくり起きてからスタジオでDVD鑑賞(ゴジラシリーズ)。ソースカツ丼を食べてから和紙の里、漆器会館、メガネミュージアム、朝倉氏遺跡などを回って、福井市少年自然の家に送り届けた。行く先々で「熊本地震は大変だったでしょ」といわれたが、フラッシュバックを恐れて、あえてふれないようにしていた。まだまだ、復興は終わっていない。
熊本では、小学校の修学旅行が長崎、中学校が、沖縄などいろいろな違いがわかって面白かった。また、暑がりの息子と寒がりの九州男児なので、火傷しないようにバスタオルで巻いた湯たんぽなども用意した。
最終日(1月9日)は、JR福井駅のホームで子ども達16名の見送り。ホームステイの間に撮影した写真や動画のデータディスクも手渡せた。
特急サンダーバードの窓越しに手を振り合ってなんとも切なかったが、新大阪駅で乗り会えると、九州新幹線まで乗り換え無しの福井から熊本までは6時間ほどらしい。
受け入れはかなり大変だが、子供の自律や成長、親も学べることが多く、機会があればチャレンジしてみた方が良いと思った。
<360度カメラで撮影した鯖江エレベータの動画>
|